潔癖引きこもりの仕事探しの旅

 

皆さま、こんにちは。

先日のブログ、「超売れっ子カウンセラーとの出会い」で申し上げましたように、私は「超売れないカウンセラー」なのです。

そのため、副業の仕事を探しているのですが、ここ数ヶ月で1千社以上から不採用通知を頂戴いたしまして、いまだほぼ無職です。

在宅ワークのみに絞って探しているため、コロナ禍を過ぎた現在は、在宅の仕事数が少なく、何のスキルも無い私が職に就くのは、とてもハードルが高いのです。

ならば、外に働きに出れば良いと思われるかも知れませんが、自宅近くには働く場所も無く、また、不潔恐怖か過度の潔癖か、その名称は置いておいて、そういったものを抱える私は、通勤のバスに乗ることができません。

強迫をご存じ無い方からは、きっと、気合いや根性が足りないと叱咤されるでしょうが、どうあがいても乗れないバスには乗れない訳で、努力の問題では無いのです。

言い訳をさせていただきますと、私の自宅アパートは、都内のそこそこ有名な区内の田舎エリアにあり、どこの駅からも均等に離れており、駅に行くには、少なくとも徒歩で約30分はかかります。

1シーズンに1回くらいしか外出をしない、引きこもりの私は、体力も筋力も無く、往復約1時間歩くことは、登山に匹敵するレベルです。

車も車の免許も無く、もしそれらが有ったとしても、月数万円の駐車場代など払えません。

ならば、自転車は?となりますが、子供の頃に、危ないからという理由で、親から自転車を買ってもらえず、そのまま大人になってしまった私が、今さら自転車に乗って、駅までの通行人の多い狭い道を走ったら、きっと人を轢くことでしょう。

大人になってから、自転車を買って練習をしたことはあるのですが、直進はできたものの、曲がることと、ブレーキが苦手で、断念しました。

自転車に乗り慣れている人でさえ走りづらいような、人通りの多い道を、私が…と考えただけで、加害恐怖が無くとも、人を殺める危険を感じます。

そういった理由から、残るはバスとなってしまうのですが、私の住んでいるエリアの人たちは、ほぼバスを使うため、バスが異常に混んでいるのです。

通勤時間帯などは、バスはたくさん来るものの、混んでいて人が入りきらないため、約半数のバスは、バス停に止まらずに通過してしまいます。

バス停に止まってくれたバスには、バス停に並ぶ長蛇の列の先頭の数人が、前ドアと後ろドアから、体を押し込めて乗車するといった状態です。

潔癖の今の私には、それが無理なのです。潔癖では無い時は余裕でしたが。

バスがそのような状態なので、いくら待っても空車のタクシーは来ませんし、タクシーアプリにまであっさり断られてしまいます。

長くなりましたが、それが在宅ワークにこだわる理由なのです。

数年間、オンライン日本語教師はしているのですが、教師の人数が増えた今、私の生徒はほんの数人しかいません。

とは言え、現在まで数百時間、英語で日本語を教えてきましたし、少しは翻訳もできますし、ほぼ毎日、ネイティブの先生から英会話を習っており、大学でも散々英語を学びましたが、何せ英検3級なもので、資格重視の日本では、相手にもされません。

書籍を出版していようが、日常的に執筆活動をしていようが、ライティングの実務経験が無いため、これもまた、いとも簡単にはじかれてしまいます。

しかし、ついに、ある仕事に合格したのです。

その仕事は、営業電話の録音を聞いて、個人情報や会話の要点などを定型フォームに入力するというものです。

実務テストを受けたのですが、録音は5分程度とは言え、録音を聞きながら、会話をタイピングし、それを上手くまとめて入力するとなると、1件当たり、少なくとも15分程度を要してしまいます。

そして1件の賃金が、38円なのです。

1時間に4件できたとすると、時給152円となります。

1,000円を稼ぐには、約6時間半働かねばなりません。

以前、ドバイのお金持ちに、30分50USセントで日本語を教えていた頃を思い出しました。

今回の仕事を断り、その時間を自分の活動や勉強に充てようかと迷いましたが、雇われて働く感覚を身に付け、いくらであろうが収入を得て最初の歯車を回さねばと思い、ありがたく働かせてもらうことに決めました。

仕事をするからには、カウンセリングと変わらず、責任感とプロ意識をもって臨もうと思います。

明日からは、たくさんの資料を読んで仕事の勉強をしなければなりませんが。

そして少額ですが、稼いだ分は募金をしようかな、と思っています。

自虐的&偽善者だと仰る声が聞こえてきそうですが、こんな生き方もアリかなと。

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