精神薬への差別

3ヶ月以上、ブログをさぼっていたことを、本当に申し訳なく思っています。

昨日なのですが、私の本にも登場した、7年以上付き合っていた彼と別れました。お互い都合が合わず、しばらく電話とメールでやり取りしていたのですが、その電話で揉めてしまいました。

私は、以前、デパス断薬を何度も試みてきましたが、上手くいきませんでした。20年飲み続けているため、耐性がついてしまい、効果は無いのに、止めると離脱症状が出るため、止めることができないでいます。超長時間型の抗不安薬、レスタスに置き換え、だんだん減ってきてはいたのですが、このタイミングで、レスタスが製造中止になるという事態になり、今後どのようにデパスを減薬しようかと悩んでいました。

別れた彼は、7年間、辛苦を共にし、私のデパス減薬をずっと応援してきてくれていました。しかし、一昨日、彼に電話で、精神薬の製造中止の話は暗いとか、精神薬を飲んでいるお前はレベルが低い、などと散々言われ、価値観の違いを痛感しました。

もちろん、デパスなど好きで飲んでいる訳ではないですし、多くて1日3ミリ、処方内の量を飲んでいます。カウンセリングでも本でも、私の経験を通して、薬の怖さや断薬の危険さを伝えてきましたし、ある程度の知識はあります。確かに、精神薬は危険が多いですが、飲んでいる方に対し、人間としてのレベルが低いなどと思ったことはありません。

私の減薬の努力を誰よりも知っているはずの彼に、心外な事を言われ、あまりに辛くなり、結局私は、またODをしてしまいました。デパス80ミリを40度のお酒で一気に飲み干しました。一昨日の記憶はありませんが、昨日は朝から仕事をしました。ODは私の責任なので、関係ない方にご迷惑をかける訳にはいきません。

現在の日本には、まだまだ、精神疾患や精神薬に対する偏見が存在します。私のような思いをされた方は、他にもきっといらっしゃることと思います。理解できない人から何を言われようと、私のように、ご自分のことを傷つけたりはしないでください。自分の味方は、最終的には自分しかいないのです。

今回私は、とても傷つきましたが、精神疾患を理解してもらえない皆さまの苦しみへの理解がさらに深まったと考え、この失望を、皆さまを助ける力に変えていきたいと思います。

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