強迫への差別

もう今年も終わりですね。歳を重ねるごとに、時の流れに加速度がついてくる気がします。

先日ブログに書きました、男性の友人に打ち明けました。母を亡くした際に、脳に障害を負ったと。強迫という名前は出しませんでした。すると彼は、周りにそういう人はたくさんいるし、気にしないと言ってくれました。

しかし、些細なことで、また揉めてしまい、私は不安定だから、刃物を隠し持って自分を刺してくるのではないか、とか、気持ちが悪い人間だと、何度も言われました。私が二十歳の時にしていたリストカットまで、気持ちが悪いと言われました。IT業界のエリートの方なのですが。

私は、それらの言葉を、私の性格に対してだけでなく、強迫にまで及んでいると解釈しました。

日本では、まだまだ、精神疾患に対する本当の理解が浸透していなさすぎです。理解がある態度を見せつつ、本心では、あまりの無理解、差別をしている人がたくさんいます。

私は、刺されそうとか、気持ちが悪いと言われ、怒りがこみ上げてきましたが、これが、現在の日本の縮図なのだと感じました。

私は、オンライン英会話を習っており、アメリカの色々な先生と毎日のように話しますが、私はOCDだと言うと、OCDとは何かを全員知っており、私を憐れむこともなく、なるほどね、という感じで、すぐ次の話題に移ってしまいます。

日本では、私だけでなく、強迫というものを理解されずに苦しんでいる方が、たくさんいらっしゃる現状ですが、ご家族の強迫を、一生懸命理解なさろうと、お電話をくださる方も、たくさんいらっしゃいます。

強迫云々の話ではなく、大切なのは、他人を理解しようとする優しさ、愛なのです。

本年も、たくさんの方にご相談いただき、まだ自分の強迫すら治せていない私を頼っていただき、心から感謝いたします。どうもありがとうございました。

来年も、愛をもって、強迫改善へのサポートをいたします。今後とも精進して参りますので、何とぞ、よろしくお願いいたします。

12/31(金)~1/2(日)は、営業いたします。病院代わりにはなれませんが、お困りの方のお力になれたら幸いです。

皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

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